卒業してから40年!
61際になってから母校を訪れることになるとは夢にも思っていませんでした。
母校の同窓会主催ののワークショップ「森の香りに包まれてミニツリー作り」に参加するためです。
薩摩杉やヒバで土台を作り、カラマツ、スターアニス、りんご、シナモンスティックで飾りつけをして仕上げます。
こういうのってセンスが試されますね!
普段からお花を飾る時は
工作用のはさみでチョキチョキ切って無造作に投げ入れるような生け方しかしたことがありません。
バランスなんて考えたこともなく無造作に、よく言えばナチュラル感を大切に、という感じです(笑)
素晴らしい出来!とは言い難いのですが、約1時間半無心になってツリーを作るのは楽しい時間!
一つのことに集中するってこんなにも楽しい時間なんだと改めて思い知らされました。
このミニツリー作りも楽しかったのですが、それ以上に嬉しい出来事が!
一緒に参加した友人と二人で大学構内をキョロキョロしながら歩いていると、
「中に入ってもいいですよ~」と声を変えられました。
ちょうどお昼時だったので「学生でなくても学生食堂使ってもいいのですか?」と尋ねると
「もちろん、大丈夫です」という答えが
色々話をしているうちにこの方が誰なのか気になって聞いてみると
なんと母校の教授!
名前を聞くと私が在学していた当時からいらっしゃった教授でした!
残念ながら授業は受けたことはなかったのですが、確かに記憶はありました。
在学中の先生だとわかると懐かしくて、
40年前のことが次から次へと思い出され、しばらくは先生と友人と3人で立ち話に花を咲かせていました。
最近の出来事はすぐに忘れてしまうのに40年も前のことはしっかり覚えていて自分でもビックリです。
せっかくなので40年ぶりの学食に
当時とはまるっきり変わっておしゃれな学食になっていましたが、
中の人達が親切で、なれない学食でどこで何を注文したらいいのかわからずもたついていると、すごく親切に教えてくださいます。
お茶がどこにおいてあるのかわからずに座っている人に聞くと、わざわざ立ち上がってお茶の置いてあるところまで連れて行ってくれたり、コーヒーの場所を教えてくれたりと
短い時間にこんなに多くの人達に親切にしてもらったのも初めてで、おまけに母校でそんな経験が出来て本当に嬉しくて幸せな時間でした。
誰かに親切にしてもらうってこんなにも幸せな気分になるものなのですね。この幸せな気分のお返しが出来るようしっかり心に留めておこうと思っています。
卒業してしまうと母校に行くこともなくなってしまいますが、何かきっかけがあれば訪ねてみるのも良いかもしれません。
同窓会主催の文化プログラムも色々あるようです。退職したらこういう場に参加するのも楽しみになるかも
眩しいくらいキラキラの学生たちに混ざって構内を歩いたり、学食でご飯を食べたりするだけでも気持ちが若返って元気になれそうです。
何かの本で「老けこまないためには、新しい環境に身を置くことが大切」と書いてありました。
日頃から家の中で過ごすことが好きなタイプなのですが、退職後一気に老け込まないためにも何か外に出るきっかけを見つけていこうかなと考え始めています。
出来上がったツリーをいつものテーブルの真ん中に飾ってみました。
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