60代 私が出会った不動産会社の営業マン ①

どんな不動産会社の担当者が良いのか?これはお見合いと一緒で結局は相性だと思います。高い買い物、おそらくほとんどの人にとって人生最大の高価な買い物になるので本当に信頼できる不動産会社の営業マンと出会えることが一番大切です。特に私のように頼れる人も居ず、すべてを自分の判断で決めなければならない場合はなおさら営業マンとの相性も重要になってきます。

結論を急がせる営業マンS氏

初めての中古マンションの内見でお世話になったS氏。40代前半くらいかなと思われます。誠実そうでなかなかの好印象。

人生初の分譲マンションの内見。私も初めてのことでマンションのどこを見るのか?何を基準に買う、買わないを判断したらいいのかもわからず、とりあえず一度見学させてもらったというだけで終わりました。

その10日後くらいにS氏から

「以前見た同じマンションでのっこさんにおススメのマンションが売りに出されたので内見に行きませんか?」と電話連絡がありました。

話を聞くと希望通りの2LDKで6階 リフォームしたてのお部屋。お値段も予算内。話を聞いただけで浮かれてしまい気持ちは買う気満々!!

そしていざ内見へ

思っていた通りきれいな部屋で窓からの眺望も申し分なかったです。

このマンションを購入したかというと 、、、結局購入には至りませんでした。

その理由は営業マンのS氏の答えを急かせるやり方に疑問を抱いたからです。

内見後、S氏から「どうでしたか」と聞かれ「すご~く気に入っています。でも即決は出来ないので1週間ほど考えさせてください」とお伝えしたら「明日の朝11時まで返事をください」と言われてしまいました。

私が黙っていると「いいですか、のっこさん。今日決められないことは1週間待っても決められませんよ」となにやらお説教じみたことまで言われたのです。

この言葉を聞いた時から私のS氏への信頼はガラガラと崩れ始めました。

答えを急がせたり、考える余地を与えない営業のやり方は私には信じられません。自信をもってお勧めできる物件であれば1週間くらい待ってもらっても全然問題がないはずです。もしもその1週間の間に即購入の人が現れたならそれはそれで仕方のない事だと思っています。

これはマンションの購入に限らず答えを急がせる営業マン、販売員のやり方は好きにはなれません。「ゆっくり考えて下さいね」とか「ご家族の意見も聞いてくださいネ」と言われる方が私には信頼が持てます。

結局次の日の約束の時間までに連絡をしなかったら、S氏の方から電話がかかってきました。

またお説教されるのは嫌だな~と思いながら電話に出て「今回は見送ります」と伝えると思いのほかあっさり「そうですか。わかりました」とS氏。

しかし

その1週間後くらいにS氏から新着物件情報がメールで送られてきました。それが高齢者対応型分譲マンションでした。確かに60歳前で若者か高齢者かというと高齢者の分類にははいりますが、見守りが必要なほど高齢者ではありません。

この件もあってS氏とはさようならしました。

パート勤務の営業ウーマン

次にお世話になったのが40代くらいの女性の担当者でした。

女性でも男性でもこだわりはなかったのですが、あまりにも物件の知識が少なすぎました。

なんせ私は不動産・住宅情報誌SUUMOを見るのを日々のルーティンとしている人間です。自分の望んでいる地域でどんな物件が売りに出されているのかほぼ頭に入っています。

なので彼女の口から出てくる言葉にどうしても「あれ?おかしいぞ」と気づいてしまうのです。そうなると彼女の説明も何となく信頼できなくなり上の空で聞いてしまいました。

よくよく聞いてみると彼女は週4日のパート勤務の方で働き始めてからまだ日も浅いという事がわかりました。それなら知識が少ないのも納得できます。

勤め始めてから日の浅い方の説明を聞いてマンションという高価な買い物をする自信はありませんでした。

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