55歳で離婚後借家暮らしになりました。
その時に心配したのが貴重品の保管場所。私は保管場所に銀行の貸金庫を選びました。
貸金庫を利用しようと思った理由
結婚していた時に住んでいた家では、隣近所顔見知りだったので、もし、見かけない人が家の周りをウロウロしていたりすると誰かが気づいてくれるような環境でした。
でも離婚して借家暮らしになるとそうはいきません。
近所に知り合いなんて一人もいませんし、不審者が私の家の周りをウロウロしていても気にかけてくれるような近所づきあいをしている人ももちろんいません。
もう「自分の家の安全は自分で守るしかない」状況に陥ってしまったのです。
預金通帳などの貴重品の保管場所
タンスの中? 押し入れの奥の方? 冷蔵庫? 本の間?
どれも当たり前すぎて万が一泥棒にでも入られたらすぐに見つけられてしまいそう!
いい考えが浮かばずに貴重品の保管場所について悩んでいる時に兄からこんなアドバイスがありました。
「貸金庫に預けたら」と。
叔母が高齢のため施設に入ることになった時に、家に貴重品を残したままずっと留守にするのは物騒だからと大切なものを全て貸金庫に保管したという話を聞かされました。
貸金庫
貸金庫を利用する人なんてお金持ちの人ばかりで私なんかが利用するのは分不相応!
そう思いながらもせっかくの兄からのアドバイスだったので貸金庫について調べてみました。
参考までに、こちらの横浜銀行の記事がわかりやすかったです。
調べた結果、もしかしたら私にも貸金語が利用できるかも?と思い、まずは昔からお世話になっている京都銀行に電話をして貸金庫についてたずねました。
そこで最初に聞かれたのが
「預金口座をお持ちですか?」という事です。
貸金庫を利用するためには、その銀行に預金口座を持っているという事が第一条件になっているようです。
私は預金口座を持っていたので、その場で口座番号を伝え、簡単な審査に入ってもらいました。
翌日には審査の結果が電話で
「貸金庫を利用することが出来ます」と言う返事でした。
その後は、担当者の指示通り必要なものを持って銀行の窓口に行き手続きをして完了です。
貸金庫の利用手数料は?
年間の手数料15,000円
この金額はそれぞれの銀行によって差はあるようですが、私が調べた京都の銀行ではこの15,000円という金額は平均的なものでした。
年間の手数料15,000円
1ヶ月あたり1,250円
10年間利用すると150,000円
20年間利用すると300,000円
これを高いと感じるのか?妥当な金額と感じるのか?
さんざん考えて
「万が一盗難にでもあったら」と想像してドキドキするよりも1ヶ月1,250円で安心が買えるのなら妥当な金額と判断しました。
我が家の場合は家族は息子だけ
私に万が一のことがあって困るのは息子
そこでお金関係以外でも全ての重要な書類をひとまとめにして貸金庫に預けることにしました。
こうしておけば万が一のことが起こっても貸金庫に行けば大切なものはすぐに見つかります。
家の中では、重要なものをひとまとめにしておくと物騒だし、かといって色々な場所に分散しておくと自分でもどこにしまったか忘れてしまいそうです。
それに息子はきっと探し出せないのでは?と思います。
そういう事も考えると、ひとまとめにして貸金庫に預けるのを決めたのは正解だったかもしれません。
貸金庫のデメリット
マイナンバーカードも貸金庫で保管しています。
めったにマイナンバーカードを使う事はないのですが、たまに必要な事があると貸金庫に行って出して来なければなりません。それが少し面倒くさいなと感じています。
それと私が利用している貸金庫は会社の近くにある銀行で、家の近所の銀行と言うわけではありません。ですので退職後は少し使いづらくなってくるかもしれません。
今の所感じているデメリットはそれくらいです。
これから老後に向かって減らせるストレスは出来るだけ減らして暮らしていきたいです。
「もし泥棒が?」なんて言うストレスもこれで減らすことが出来るのならこの選択も良かったのではないでしょうか。
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